福岡・博多の秋は、外を歩くのが気持ちいい季節です。夏のあいだ避けていた昼の博多を、ふたりでゆっくり歩ける。ただ──歩いたあとに「座って、ふたりで何かをする」となると、意外と選択肢が少ないと思いませんか。
秋のデートは、歩ける。でも「そのあと」が難しい
9月の後半から11月にかけて、博多はいちばん過ごしやすい時期に入ります。歩くのが苦にならないので、予定はいくらでも詰められる。
けれど、カフェでお茶を飲んで、買い物をして、ごはんを食べて。そのあいだの「もう一つ何かしたいね」という時間になると、案外行き先が思い浮かびません。映画は隣に座っても喋れない。買い物は好みが分かれる。
手を動かしながら、向かい合って喋れる60分。それが一日のどこかに入るだけで、その日の印象はずいぶん変わります。
提案は2つ。「昼の締め」と「夜への助走」
① 昼過ぎに入る(13時〜15時ごろ)
午前中に博多を歩いて、いちばん眠くなる時間帯に、座る。60分きっちり手を動かして、外に出るとまだ明るい。夕方の予定にそのまま流れていける組み方です。
「歩き疲れたけど、まだ帰りたくない」という時間に、ちょうど収まります。
② 夕方に入る(16時〜17時)
秋から冬にかけて、博多の日暮れはどんどん早くなります。11月にもなれば、17時台にはもう暗い。
TSUTSUMUの最終入店は17時です。この回に入ると、作り終えて外に出る頃には、街はすっかり夜。手には、さっき作ったばかりの木箱。そのまま夜ごはんへ向かう——個人的にはこちらが好きです。

秋のふたりに合う香り

TSUTSUMUの香料は、ベース2種とミックス5種。ベースから1つを選び、そこにミックスを重ねていきます。
- 金木犀 ─ 9月下旬から10月上旬、街のあちこちで咲く花。外の空気と地続きになる、この時期だけの選択です
- シナモン ─ ひとつまみ入れるだけで、香り全体の温度が上がります。涼しくなる季節にいちばん似合う一種
- 白檀(びゃくだん) ─ 迷ったらここから。深く、落ち着いた木の香り
- フランキンセンス ─ 澄んだ樹脂の香り。甘さを控えたいふたりに
ふたりで違うベースを選ぶと、同じ席で、同じ材料を前にしていても、まったく違う2本ができあがります。これが毎回おもしろいところです。
手を動かしていると、会話が変わる

向かい合って「何を話そうか」と考える時間ではなく、目の前の香料について喋る時間になります。
「それ、何入れた?」「甘くない?」——選び方には、その人らしさが出ます。付き合いが長いふたりでも、意外と知らなかった一面が出てくる。
「ちょっと、そっちのも嗅がせて」
この一言が何度も出る60分になれば、その日のデートはうまくいったと思っていいはずです。
持ち帰ってからが、ほんとうの続き

完成したお香は、その日のうちに木箱でお持ち帰りいただけます。
そして、これからの季節。部屋にいる時間が長くなるにつれて、一本ずつ焚いていくことになります。香りは記憶と結びつきやすいと言われます。冬のある日にふと焚いたとき、秋の博多を歩いたあの日が、そのまま戻ってくるはずです。
木箱には +¥500 で刻印ができます。ふたりで来られた方は、その日の日付を入れる方が多いです。
雨でも、寒くなっても
60分はすべて屋内で完結します。秋の博多は天気の変わりやすい日もありますが、この予定だけは動かさずに済みます。
秋のご予約で、気をつけていただきたいこと
- 定休日は月曜・火曜です
- 土日・祝日は埋まりやすくなります。特に観光シーズンの11月はお早めに
- 最終入店は17:00(営業は18:00まで)
- ご予約は公式サイトから24時間受け付けています
ご予約・アクセス
- 所在地:福岡県福岡市博多区博多駅前3-5-20 本島ビル401(JR博多駅 博多口から徒歩約10分)Googleマップで経路を見る ↗
- 営業時間:10:00〜18:00(最終入店 17:00)/定休日:月曜・火曜
- 料金:¥3,500/人(木箱への刻印オプション +¥500)
- 所要時間:約60分/対応言語:日本語・英語・韓国語
- ご予約:公式サイトから24時間受付/お電話 070-6697-5255
- Instagram / TikTok:@tsutsumu_incense
秋は、短いです。気づけば街の空気が変わって、金木犀も終わっている。歩くのが気持ちいいうちに、福岡・博多で「ふたりで何かを作った60分」を挟んでみませんか。



